政府軍がパルミラ空爆

サクラちゃん

2015年07月08日 11:55

 過激派組織「イスラム国」が支配するシリア中部の要衝パルミラで6~7日、政府軍による大規模空爆があり、少なくとも市民5人が死亡、多数の住民が街から避難した。

 空爆は90回を超えており、5月にイスラム国がパルミラを制圧して以降、最大規模。居住区を空爆しており、世界遺産の古代遺跡は破壊されていない。

 住民の多くは、イスラム国が“首都”とするラッカをはじめ同組織が支配するほかの地域へ避難。反体制派の活動家は「ラマダン(断食月)中だったが、人々は砂漠の中を逃げた」と説明した。

 一方、シリア北部では、米軍など有志国連合の支援を受け、クルド人組織傘下の人民防衛部隊(YPG)が5日以降、ラッカ近郊の10以上の村をイスラム国から奪還した。