2017年11月30日
大豹に襲われる黒人
素朴派の画家アンリ・ルソーを代表する作例のひとつ『大豹に襲われる黒人』。
本作は画家が数多く手がけてきた密林に沈む夕日の風景の中に描く対象を配した作品で、本作には黒人(の男性)が人間の背丈ほどはある大きな豹に襲われるというショッキングな画題対象を置いているのが大きな特徴である。
人間が動物に襲われるという画題は、本作以外にも『異国風景-猿とインディアン(猿とネイティブアメリカン)』などで用いられているが、本作では『異国風景-猿とインディアン(猿とネイティブアメリカン)』とは異なり、襲われる人間(黒人)の苦痛的、恐怖的な表情などは一切描写されず、逃れるような姿態とシルエット的な人体描写によって表現されており、観る者により一方的で重圧的な捕食的態度を感じさせる。

本作は画家が数多く手がけてきた密林に沈む夕日の風景の中に描く対象を配した作品で、本作には黒人(の男性)が人間の背丈ほどはある大きな豹に襲われるというショッキングな画題対象を置いているのが大きな特徴である。
人間が動物に襲われるという画題は、本作以外にも『異国風景-猿とインディアン(猿とネイティブアメリカン)』などで用いられているが、本作では『異国風景-猿とインディアン(猿とネイティブアメリカン)』とは異なり、襲われる人間(黒人)の苦痛的、恐怖的な表情などは一切描写されず、逃れるような姿態とシルエット的な人体描写によって表現されており、観る者により一方的で重圧的な捕食的態度を感じさせる。

Posted by サクラちゃん at 16:12│Comments(0)
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